伊助のよもやま話


会長

中秋の名月と竹

やっと季節は秋になりました。ほっとしています。
私たちの扱っている竹材は、秋を喜びます。もちろん私たちも嬉しい。
あれだけたくさん茂っていても、竹は秋しか収穫ができないのです。収穫時期を逸すると、竹に虫がつきやすくなります。

しかし、商売で入用の一年間の竹の量は計算できるようで、これがなかなか難しい。景気に左右され、余ったり不足だったりします。不足が出れば、秋以外に切り採った竹を防虫して使用し、不足をしのぐ。
これが本当に大変なことなのです。
後から防虫が可能な庭園などの外仕事や、仕事は多々ありますが、いずれの仕事もできるだけ防虫をする様にしています。どの商売にも苦労があり、大なり小なりの経験と勘が必要になってきます。私たちの苦労を少しでも知って頂けたら嬉しい限りです。
竹薮のその竹枝の上の円い円いお月さんの前を笹がゆっくり揺れている。そんな月を眺めながら心を落ち着かせる。常に心に余裕がほしいですね。

月見る日は多けれど、月見る日は、今の日の月。
なかなかこんな気持ちになれませんね。


▲ページ先頭へ

商品 |  竹垣&現場施工 |  よもやま話 |  店舗 |  リンク