伊助のよもやま話

人と食欲 食べなきゃ生きていけない。生きていく上で何が一番欲しいかと言ったら、お金が一 番です。 そのお金を何に使うかといったら、先ず食欲を満たすことになる。 「腹が減ったら戦は出来ぬ」と言う昔からの格言があるように、食べることは大切だ。 その食料として、筍ではなく竹を食べるとなると驚く。青竹を微粉にして鶏の餌にしてみると、それが成功した。次に豚に与えてみると、これも先ず成功となった。これらのデータは業界新聞に詳しく出ている。少しは驚いたが、私には納得がいった。 なぜなら、パンダの主食は竹である。また、藪に竹の子が生えている間は、野生のイノシシ、鹿、猿たちが食べに来る。きっとおいしいのでしょう。 研究が進み、竹の粉が人間の食料となる日も近いなと想像している。深刻な話ではない。竹を食べている鶏や豚を人間が食べているのだから、間接的に食べていることになる。 その青竹の微粉の使用がより一層成功したら、我々業界からも一肌脱ぐ人が出てくるだろう。私たちの扱っている材料の何百倍もの放置した竹が、生えているのだから。 私の生きている間に大成功を祈る。皆、期待しているだろう。 ああ……腹が減った……。 |