伊助のよもやま話


会長

旧東海道

「旧東海道」と言えば、京都から江戸までの道で、色々な物語、話題があります。何を思い浮かべるかと言うと、昔の街道を旅姿で歩んでいる人です。その姿を思わせる道が近くにあると聞けば誰でも見たくなるようなそんな場所を案内します。
南禅寺から蹴上(けあげ)を上り、やや下りの坂を下りていくと日ノ岡の信号がある。その信号を右へ曲がって突き当たり、左へ行くと大石街道(大石内蔵助が京の祇園に通った道と聞く)です。前述の突き当たりを左へ行くと、昔の家はなく、普通の民家がバラバラと建ち並んでいるが、古い道である。
少し行くと左側に石の地蔵さんが祀られている。見るからに何百年も前に築いた姿で、石垣も今にも崩れそうだ。村の衆が集まって築いたのだろう、上っていくのもこわごわで、それが余計に昔の街道だったのかと気を引き立てる。
そうして、しばらく行くと崖っぷちに明神さんがあり、街道には安全を祈る場所が方々にあるんだなと思いながらしばらく行くと右側に「旧東海道」と記した碑が建っている。その前の家は大きな旧家で、昔は庄屋さんだったと思わせる。そこから10分ほど歩いたら、元の国道1号線に出る。

ぶらぶら歩いて、昔の面影を頭に浮かべながら周囲を見て歩いたら30分ぐらいかかります。車も通れますが、車では次から次と来るのでゆっくりできません。
江戸から京の都へ来る人たちが、京の都はどんな所なのかとわくわくしながら、また様々な思いを抱えて通ってこられた様子を思い描き、この道を歩いてみてください。
私たちは都にいる、幸せだなと思うことにしよう。
♪通りゃんせ  通りゃんせ  ここはどこの細道じゃと  心が弾む京の道──


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