伊助のよもやま話


会長

竹の子

春が過ぎようとしている。賑やかさも落ち着いて、これから静かに「つつじ」でも見る季節になった。
今忘れてならないのが、われわれの仲間が作っている「竹の子」だ。なんといっても京都がいちばん美味しい本場と言っても言い過ぎではない。私はいつも掘りたての「竹の子」を軽くゆがいてそのままサシミするのが好きです。自然の味が何ともいえない味です。他のものと食べても美味しいが、自然の味には勝てない。いつもいただく時は、これを大事に育てている人を何人か知っているので、その人たちの顔を思い浮かべて感謝しながら食べている。
この苦労を少し書き並べてみよう。11月ごろから手掛けて12月に土を馴らして静かにワラを並べてその上に土を軽く振りまいて暖かくして新芽を待っておられる。この風景の綺麗なこと、素晴しいです。
いつも組合の新春祭(新年会)には、20センチぐらいの新しい「竹の子」が祭られる。その後、組合員で「初食べ」します。「今、竹のおかげで生活が出来ている」という思いで、神様に感謝の気持ちを捧げています。
昨日も小さい「竹の子」をゆがいて輪切りにして、鉄板で焼き、軽く塩で食べました。自然の味を逃がさないようにしていただきました。
「竹の子」に限らず、色々なものを作っている人の苦労を思い、有り難くいただくように心掛けている。


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