伊助のよもやま話


会長

「命」

今年の年題で「命」と記された。世の中にこんな大事なものはない。品物と比べるのは許されないが、命に代わるものまで売買される世の中に、何かを掴みたい気持ちでいっぱいです。
皆生きることに精一杯動いている。それが命の源です。植物、動物しかり、皆動いている。この中で私たちに身近な植物のうちの一部の竹の話をしてみよう。
それは北海道に生えている竹です。生命力満点です。北海道には竹がほとんどないが、ひとつだけあります。それは竹は春に芽生えて育ち、夏に固まって秋を見変えて冬に備えて身を固くします。そうして雪を覚悟の上でどっさりとかぶり、苦しい季節を耐えます。竹は雪の重みで先は土についてUターンの形になって春を待ちます。春が来てやれやれと起きても曲がりが残っていて半分ほどしか戻りません。曲がったままの姿勢で次の季節を迎えます。
雪の重みに耐えた竹。それは強い竹で細工の曲げ物にはよく使われる。とにかく折れにくい根性の竹。それに付け加えてこの竹の竹の子がまたおいしいし、精がつくこと評判です。とにかく命の源です。この竹の竹の子を喰って元気でいられますよう命をたいせつに楽しい新年を迎えて一年を乗り切ろう。
根曲がり竹のようにいつまでも元気でね。


▲ページ先頭へ

商品 |  竹垣&現場施工 |  よもやま話 |  店舗 |  リンク