Q&A(ご質問とご回答)



黄色の竹を見かけますが、そういう色の品種なのですか?


品種ではありません。竹材の「油抜き」をするとあの黄色の竹になるのです。われわれ竹職人の汗と涙(?)の結晶なんです。
竹材の油抜きは2通りの方法があります。
(1) 火晒し(ひざらし)
 昔は炭火を使っていましたが、現在は大型のガスコンロの炎で竹をあぶるという方法です。熱によって竹材中の油分を沸き出させ、それを竹材の端から丹念に布で拭き取っていきます。この時、竹が焦げないように素早く、かつ、ていねいに作業します。美しく仕上げるためには熟達した職人の技が必要です。
(2) 湯晒し(ゆざらし)
 苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)で煮沸する方法です。竹材がそのまま入るほどの長さ(約 4.5m)の円筒状の釜を使います。釜を傾斜させて(15〜20度程度)、熱した苛性ソーダに浸すという方法です。苛性ソーダの濃度調整が難しく、濃度を高くしすぎると竹材の色が黄色くなりすぎ、低すぎると油分が抜け切らず黄色が出ません。美しく仕上げるためには職人の鋭い勘が要求されます。


竹の根(地下茎)を伸ばさない方法はあるのでしょうか?


竹を植える前に、地中にコンクリートブロックや瓦などで枠を作るとよいのですが、かなり深く(2m以上)埋め込まないと、ブロックの下や隙間から伸びてきます。手入れしてある竹薮は、薮の周囲に1m幅程度の溝を掘って出てきた地下茎を切って広がるのを防止しています。


装飾用に曲がっている竹を見たのですが、どのようにして曲げるのですか?


竹を、ロウソクのような淡い炎で曲げます。曲げたい部分を焦がさずにあぶって、ゆっくりと手作業で曲げていきます。ただ、竹の太さや肉厚に制限があり、細くて肉厚のあるものほど曲げやすく、割れやへこみの起きることも少なくなります。


竹の伐採に適している時期というのはあるのですか?


低温期(秋〜冬)が適しているとされています。高温期(春〜夏)には、竹の内部に水分(栄養分)が多く含まれるので、伐採後に害虫がつきやすくなるため適していません。


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